認知症のリハビリテーションに大切な事

こんにちは!小宮生也です。

認知症になる方は年々増えているのが現状です。

認知症のケアはコツと根気がいります。

認知症の方のケアを理解したり、介護同士で話すのもとても有効です。

ここでは、認知症が進まないような取り組み、リハビリテーションについて小宮生也が情報共有していきます。

代表的なのがアルツハイマー型、脳血管性の病気と混合型

女性
認知症はさまざまな病気から発症します。

ここでは一番多い、アルツハイマー型認知症の方への取り組みを中心にお伝えしていくため、簡単に特徴を挙げていきます。

アルツハイマー型認知症は脳の萎縮が起きることで(通常、年をとれば誰でも脳細胞は死んでしまい、減っていくのですが、その減りが早い)

物忘れ、失行(手順や行為を忘れる)見当識(日にち、曜日がわからない)等が起きることで日常生活に支障がでてきます。

最初は身体面で大きな影響がでないので、元気に歩き回る人もいます。

昔のことはとてもよく覚えていて、最近のことはなかなか覚えておくことが難しいです。

物事がすっぽり抜け落ちるのが特徴なので食事を例に挙げると、「ご飯を食べたこと自体」を忘れてしまいます。

そして「記憶がない」「覚えていない」という状態は人をとても不安にさせます。

こういった特徴を知っておくことで、対応方法を知ることがとても大切になってきます。

さて、ここでは心理学者の方の話を元にリハビリテーションとしての取り組みを順を追って小宮生也が分かりやすくお伝えしていきます。

T.kitwoodという英国の心理学者のお話

認知症高齢者には5つの心理的ニーズがある、とT.kitwoodという英国の心理学者の説を元にお伝えしていきます。

認知症の人の気持ちに触れていくことができたら、お互い穏やかな気持ちになれると小宮生也は思います。

「覚えていない」ということが生活をしていく中でどれだけ辛いか、それもすっかり体験がぬけてしまっている辛さは何か失ってしまったか、の辛さです。

ふだん、私たち健常者でも物忘れがあります。

「は!」と思いだして行動できますが、そのこと自体が思い出せない気持ちとはどんなものでしょうか。

  1. 心理的ニーズは慰め
  2. 慰めは優しさ、いたわりです。

    相手の心の痛みや苦しみを和らげるものです。

    慰めの言葉をかけてもらった相手はどう思うのでしょうか。

    小宮生也が思うに、おそらく自分のことを気にかけてくれた、と「ほっ」とすることでしょう。

    それでなくても認知症の人は体験自体を忘れ、ぽっかりと穴が開いたような寂しさを感じています。

    自分の心がバラバラになりそうな苦しみを感じています。

    そんな時に安心できる、思わず表情が軟らかくなるような、ここにいてもいいんだな、と留まっていられるような温かい力が慰めなのです。

  3. 心理的ニーズは愛着
  4. 例えば、ぬいぐるみを赤ちゃんだと思ってだっこしたり、着替えさせたり、よしよししてみたり、と自分の世界にはいっています。

    ぬいぐるみや人形を大切にしている人は多いですね。

    保育園や幼稚園児のお散歩の列が通ると本当に嬉しそうにしたり、子供たちとの触れ合いも大好きです。

    また、物を大切にするので、服やアクセサリー等、お気に入りの物に囲まれてことで安心する人もいます。

  5. 心理的ニーズは帰属意識(仲間意識)
  6. 誰にとっても集団の一員であることは生存条件とも言えます。マズローの欲求五段階説では、「社会的欲求」として位置づけられています。

    仲間に入りたいという帰属意識はすべての人が持っている心理的ニーズであり、認知症の人ももちろんそうなのです。

    認知症による物忘れでの孤独感はあるが、自分を仲間をして受け入れてくれる居場所が欲しいのだと小宮生也は思います。

    時に、自分の方にみんなが注意をむけてくれるような行動として表現されることもあります。

  7. 心理的ニーズは何かに従事したい、役割をもちたい
  8. これもマズローの欲求五段階説にありますが、マズローは承認欲求として位置付けています。

    人に自分のことを認めてもらいたい、という欲求は人なら誰でもあるものです。

    仲間のために何かをし、メンバーとして認めてもらいたい、やったことを認めて欲しい気持ち(成果)です。

    グループホーム等、認知症高齢者の施設では、食事の支度、掃除等、ご自分たちでされている方もいらっしゃいます。

    「○○さんのおかげで今日も玄関がきれいですね」とか「お皿を拭いてくれて助かりました」等の言葉かけが有効です。

    人間はもともと、何かに従事する、没頭することに生きがいを見いだすのでしょう。

  9. 心理的ニーズは自分らしさ
  10. 誰もが自分らしく生きたいと願っているでしょう。

    しかし、認知症の人は自分が誰なのかもわからないことがあります。

    名前や住所がわからない、といっているのではありません。

    昨日は何をしたのか、目の前のこの人は誰?相手はそれをわかってくれているみたい、という辛さもあります。

    「自分って一体何??」と感じてしまうのです。

    自分が誰であるかを知ることが、その人にとって自分らしさにつながるのです。

    方法として

    「他人に自分の物語を話すこと」です。

    物語から回りの人が「こういう人生を送ってきたのですね」と話を展開して、今いるこの人と結びつけてくれます。

    認知症の人は「私」をその物語で知ることができて安心するのです。

    小宮生也が思うに、介護者は認知症の方の物語を心から聴くことで、かつてのその人が大切にしていた世界にふれることができます。

    その物語は過去からきています。こんなことがあった、と5感をフル活用してお話をされています。

    寒い雪のを思い出せば本当に寒そうに話すし、子供が生まれた時の話は心から幸せそうな表情をします。

    時代背景は?地域は?季節は?色々なことがその人と一緒にタイムマシーンに乗って旅にきたかのようです。

    ありありと見えてくるような展開している認知症の人の表情はどんどん、生き生きしてくるのです。

    に対応できる人が増えてくれば、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりができることでしょう。

まとめ

認知症におけるリハビリテーションは「お話」を心から聴く姿勢が大切となります。

そのお話は現代では「あれ?」と思うお話かもしれませんが、その人にとっては「輝かしい体験」の物語であり、嘘偽りではありません。

しかし、他人は、自分とは違う人を排除したがります。

それは遠目でみて「怖そう」「何かするのでは」と自分では理解できそうにない、と最初から思っているからです。

認知症の人は、表現が不器用かもしれないれど、支えさえあれば一緒に地域で暮らしていくことは十分にできます。

そんな視点で認知症の方に対応できる人が増えてくれば、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりができることでしょう。

以上、認知症のリハビリテーションに大切なことについて小宮生也がお伝えしました

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