認知症が疑われるケースについて

こんにちは!小宮生也です。

もしかしてこれが認知症?と思うような場面に出会ったことはありますか?

実は認知症は「まわりの人」の観察がポイントとなります。

もしかしてこれは?とよく言われるケースについて小宮生也がお伝えしていきます。

いつから言動がおかしいか

倒れる男性
もしかして認知症?診断してもらわないと!と病院を探す方も大勢、いらっしゃるでしょう。

物忘れ外来、精神神経科、精神科など、病院によって呼び名は違いますが必ず相談にのってくれます。

本人の様子をお伝えできるのはご家族になります。

こまごまとしたエピソードはたくさんあるでしょう。

その中で小宮生也的に、しっかり覚えていて欲しいことがあります。

それは「いつからそうなった?」か、ということです。

最近、急に言動がおかしくなった場合、数か月前に頭を打つような転倒をしたかどうか?

もしあれば「硬膜下血腫」の疑いがあります。

頭の中に硬膜があり、くも膜との間に転倒、けがの衝撃による血腫ができたことで、脳神経を圧迫するものです。

血液がじわじわとでるので、頭を打ってすぐに症状がでる、とは限らないので「いつ転倒?」が重要となります。

この場合は神経を圧迫している血腫を取り除くと認知症状はおさまります。

半年くらい前?1年くらい前?ならばそのあたりで急激な変化があったかどうか?

喪失体験、といって人生は喪失体験だらけなのですが、人によって受け止め方が違います。

ざっとあげると「人間関係」「金銭」「健康」です。

一番多いのが「身近な人の死」で最近はペットの死も含まれます。

その他、退職、転職、事業の失敗、引っ越しにより土地を離れる、家の建て替え、施設入所する、配偶者の死により親戚関係が浮き彫りになるが折り合いがつかない(遺産相続等)

また、本人は気づいていないかもしれませんが「老い」です。

「若かりし頃の自分」と比べて今が劣っていると感じるのも喪失感の1つとなります。

・心に大きな衝撃を受けるようなことがなかったか?も重要なポイントとなります。

認知症高齢者の日常生活自立度という考え方

問診でエピソードや行動について色々質問されます。

「これもある」と次々、チェックされるかもしれませんが重要なポイントがあります。

それは「日常生活で物忘れにより本人は困っているか?」なのです。

まわりは困っているよ!と言いたくなるかもしれませんが、日常生活の困り具合の度合いでランクをつけています。

それを「認知症高齢者の日常生活自立度」と呼んでいます。

ここではランクIとIIをお伝えします。

ランクIは初めの頃の症状なので、このあたりで受診できると良いと小宮生也は考えます。

内服や生活面で留意することがわかり、介護の工夫ができます。

・ランクIの定義:何等かの認知症を有するが、日常生活は家庭内及び社会的にほぼ自立している

日にちがあいまいになったり、しまった物がみつからない等、物忘れによる障害があったにせよ、日々の生活は大きく困らないものです。

新聞やテレビをみて日にちを認識したり、しまった物はあとからでてくる等、なんとかなっている状態です。

小宮生也敵的に、まわりの人があれ?と思うケースは会話の中にあります。

・「それ、さっきも言ってたよね?」と思わず言ってしまうくらい、本人が同じことを何度も言うようになってきた

・さっき話していた○○のことを「そういえば○○ってどうしたっけ?」とさっきまで話していたこと自体をすっかり忘れてしまっている場合

・料理の味が落ちた、と夫が気付く場合は、料理の手順がわからなくなっている可能性があります。

・何かにつけて億劫、疲れやすい、考えがまとまらない、意欲がでない

しかし、これは喪失体験によるものなのか、うつ状態なのか、認知症と別の原因が混在している場合もあります。

・ポイントとしては物忘れの質の変化に注意してみましょう。

「そのこと自体を忘れているようだ」この場合は認知症かもしれません。

ランクIIの定義:日常生活に支障を来すような症状、行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できる

この誰かが…という部分がポイントです。

実は本人はこの症状に気がついていません。

・認知症高齢者の日常生活自立度IIの状態は家庭外、家庭内のエピソードでわけています。

IIa:家庭外でさきほどの定義のような症状

行動の例としては、たびたび道に迷うようになった、家に戻ってこられず、立ち往生していた等があります。

買い物や事務、金銭管理等それまでできていたことにミスが目立つようになります。

おつりの計算がたたないので小銭があるのにお札ばかりだす、なんて傾向も挙げられます。

IIb:家庭内で起きる事柄から判断

ここでやっかいなのは、本人ができていると思いこんでおり「できていないことを認めない」ことです。

そうするとなかなか、周りが手助けしようにもできない状況が生まれてきてさらに生活に支障がでてしまうのです。

・「薬の飲み忘れ」が増えるのは、飲んだのか飲んでいないのかを覚えていないのです。

血圧や血糖をコントロールしている薬は毎日なので、忘れてしまうと大変なことになります。

何かいつもと違う、とか病状が悪化しているように感じる等変化がみられた時に薬の飲み忘れがないか観察しましょう。

・電話の対応、訪問者の対応が難しくなってきます。

電話があったことを忘れてしまうので、伝言ができません。

仮にメモがとれたとしても何のメモ?かわからなくなってしまいます。

・訪問者に対しても同様です。

知らない顔でも「良い想い」をしてしまうと「良い想い」=「この人は良い人」と心がインプットしてしまうので騙されやすい。

オレオレ詐欺が減らないのもやはり心情に訴える部分が大きいのか減らないのは認知症の人をターゲットにしている可能性もあります。

・探し物を頻繁します。

どこにしまったか、を忘れてしまいます。

その時にみつけられないと「誰かが盗った」と言うようになることもあります。

気持ちの変化

小さな脳梗塞を起こしている人もいます。

認知症が進んでいるかも?と画像診断したら「梗塞の跡」が発見されるタイプです。

この人たちは「脳血管性認知症」と診断されます。

脳血管性認知症の特徴は「まだらぼけ」と言われています。

流暢にしゃべれるし、記憶も確かな部分があります。

しかし料理となると「さっぱりわからない」と記憶にムラがでてしまうタイプに人がいます。

「料理をしなくちゃ」と言いながら「料理ができない」自分を認めざるを得ないので「やりたいけどできない自分」にイライラしたり泣いたりします。

怒りっぽくなった、気分のムラが大きくなっている、のもしかして認知症?と疑うポイントの1つです。

まとめ

認知症の方の日常生活の変化について観察ができて代弁ができるのは家族になります。

そのため、一人暮らしの方はかなり認知症の症状が進んでからまわりが「おかしい」と言いだす傾向が強いです。

さきほどのIIの行動をすでにとっているのに受診に結びついていないケースも多々見られます。

そのため、まわりの人が認知症とはこういうものだ、という正しい知識と理解が必要になってくるのです。

以上、認知症が疑われるケースについて小宮生也がご紹介しました。

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